2012-10-07

「祝婚歌」

今月はイベントがたくさんあり、昨日は友だちの結婚披露パーティに行って来ました。メキシカンスタイルの披露パーティは、とことん踊るということで、最後はマリアッチが閉めに入って来ました。旦那はお祝いにとバルーンショウを披露。

家族で綺麗な格好をした珍しい写真が撮れました。初めての娘のハイヒール姿、いつも男っぽい格好しかしない彼女も、ヒールを買ってもらって、レディになる喜びを味わっていました。旦那は、そんな娘のレディ姿にデレデレです。
花嫁さんの投げたブーケが娘の胸元に飛んできて、否応なしに受け取ったというハプニングもありました。結婚はしないと決めていた今年15歳になる娘の口からは、困ったように「次に結婚しないといけないんだよね」 の連発でした。

友達の結婚式には、花嫁側の御両親が福島から いらしていました。私も何度かお会いしているご夫妻で、日本のことをお聞きしたかったのですが、祝いの席では控えました。お父様は小児科のお医者さんですが、偉ぶらずとても素朴で、可愛らしいご夫妻。私は一緒にいるだけでホッとしてしまい、何だか忘れたものを思い出させてくれてるような雰囲気を持った方たちです。

人の結婚の門出に遭遇すると、自分の辿って来た結婚生活をもう一度振り返って、初心に帰ろうかという気分になります。私たちカップルも何やかやと大騒ぎが絶えず、他人から見れば面白いようですが、旦那とも今月11日で夫婦生活21年目、いろんな意味で、仕切り直しってところでしょうか・・・・


少し前、友だちから「夫婦ってなんだと思う?」の質問に、納得の行く言葉が見つからずにいました。たまたま、この詩に巡りあって、なるほど そうかもとノートに書き留めましたが、もう一度ここにも残しておきます。

     私を含め 全てのご夫婦の結婚祝いに この詩を贈ります。


   「祝婚歌」 しゅくこんか 
                    作:吉野弘

 二人が 睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは 長持ちしないことだと
気付いているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい

二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい

互いに非難することになっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで 疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい

立派でありたいとか 正しくありたいとか
無理な緊張には 色目を使わず
ゆったり ゆたかに 光を浴びているほうがいい

健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい

そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい



2012-10-06

仏頂面

facebookが収集つかなくなっていく。やっぱり、わたしは、アナログなんだなと再確認。沢山の方からリクエストもらって悪いなー・・・・ツイッターも収まりがつかない。時間があっという間に経つことと、人とのコンタクトは欲しいけど、頭の中がパニックするのが難点。情報源のために一つ残して、「時々メール」に戻ろうかと思うわけです。最近、心も落ち着いてきたし・・・・

詩とお話もまた書き始めた。


                 仏頂面

かあさん、会いたい。
姉ちゃん、会いたい。
友と 朝まで 騒ぎたい。
街中を キラキラおしゃれな服着て 歩きたい

淋しいよ、取り残されてて 悲しいよ
「なんで こんなところにいるんだ」

仏頂面が 現われる

バッタが カカッ ギギ と あっちから こっちから
「変な奴が 変な顔して おるで」と うわさする

短かった雨季に また ひと回り小さくされてしまった湖から
亀が「贅沢いってらー」と ため息泡吐き 出したばかりの頭を引っ込める

「たんぽぽ一つ探すも 容易でにゃい コンクリート道 そんなに恋しいもんなんにぇ」と 水飲みにやってきた牛が 身動きせずに もぐもぐ言う

「羽のない奴にゃ あっちこっち両方なんて 無理やんす」
と 燕の家族が 緩んだ電線腰掛け 口を尖らかす

「あなたの見ている この景色 秋になれば 枯れ野原となるのです
それまで楽しんではいかがですか」と 
ススキの海原が 風をくすぐり 微笑んでいる

         「くすぐったいよ ケケケ」と 風が 仏頂面を 拐っていく
  
                                    by ノブッチョ