習字のワークショップを先週、無事 終えたばかりだが、その準備をしているときに、習字の練習用にと、知り合いから頂いた、大量の日本の新聞を ちらり読み始めて すぐに 目に入った記事があった。
書家との出会いと その方から貰った、特別な柄の長い筆のこと、そして、最近は、色紙にサインを書くとき『これからだ これからだ』と、一言つけ ている話など、楽しく書いてあった。読み終わって、誰が書いたか、確かめて びっくり、先日 亡くなられた緒方拳さんだった。その前の日に、緒方さんの訃 報の記事にコメントを入れたばかりだったから、尚更、驚いた。新聞の年月日を確認すると、2007年4月、彼は、既にガンと知っていた頃。
『これからだ、これからだ』と言う言葉に、生きることへの強い意志がその裏にあったことに、感動した。そして、その記事との出会いに感謝した。
習字のワークショップが終わり、二三日して、大切に取って置いたその記事の切抜きが、見つからず、悲しんでいたら、たまたま、モナルカ蝶をリサーチして、たどり着いたのが、緒方拳さんのブログだった。 http://
何億匹の蝶が乱れる。
いま俺はこの世にいるのか、
あの世にいるのか、
そこの途中なのか。
彼岸・・・。
と、彼が綴った本からの言葉と、モナルカ蝶を見てる、緒方拳さんの写真が載っていた
この出会いにも感謝した。
話は戻るが、習字のクラスは、人気があった。二日間で、40人の人が参加してくれた。私も楽しかった。数字の二・十・月、そして、ひらがなは、に じ・はと を紹介した。月のところでは、月が~出た出た~と炭鉱節も歌った。習字の道具の使い方や、字は心を表し、書道と言うアートになっていること、ひ らがなの、「あわの歌」から「いろは」「あいうえお」までの流れなど、空海さんの話も交えて、ちょっと話した。真面目に「今からアートの字をお見せしま す」と言って、へのへのもへじを もったいぶって書いて見せて笑わせた。
私のスペイン語の先生であり、以前、日本語のクラスも受け持っていたMさんが、見学に立ち寄ってくれた。
後日、習字のクラスが楽しかったので、何とか文化センターで習字やら、折り紙やらを通して、カルチャー紹介やりたいなと、相談したら、アート大学でやったら、と言われて、今日、二人で大学に行ってきた。
結果から話すと、2月の15日から6月15日まで、週一回で4時間か、週二回で2時間ずつの何れかで、クラスを持つことになった。学生だけでなく一般公開にした方がいいと言われた。
内容は、カルチャーの紹介ではなく、私たちがやってるムーブメントのクラスとなった。
メキシコは、面白い、肩書きなんてほとんど無視で、こちらの意気込みを買ってくれる。
大してアピールしたわけでもなく自分のやってることや、これからやってみたいことなどを、持ってきた写真と、主人のプロフィールを見せながら、世間話し風に話しただけなのに、とっても気に入られてしまった。11月に指導プランを持って、また細かい話をすることになった。
ちょっと、リサーチの感覚でアポイントも取らずに行った私たちは、帰りの車の中で、びっくり、びっくり~、よかった、よかった、こんなこともあるんだね~。と何度も言って喜んだ。
主人も大喜びすると期待して、彼が帰ってきてからそのことを話すと、それほど感動した様子もなく、細かいことを聞いてくる、ムカッと来た私は、意見してしまった。
心配事より、先ずは、今日の第一歩を一緒に喜べないのか!!!!と。
先ずは 石を投げてから、どっちの方向に転がるか見ればいいじゃん、完璧な丸い石ころなら、止まらずに先へ転がっていくはずでしょ、あなたはその完璧な丸い石ころなんだから、それに自信を持ってよ! どうなるか、自分を楽しんでよ!!!!てな事を叫んだ。
経済観念の乏しい私は、勝手なことを言って、現実的な彼を悩ませる。
メキシコに来て、学校の子供たちや組織的なことなど、頭を抱えてる彼は、余裕がない。
金曜の夜は、兎に角、リラックスしたいと言うのが口癖だ。
給料が安いので、不安なのかも、でも仕事があっていいじゃん、感謝だよ。
それよか、アート的な潤いのない生活には耐えられない。
彼と また いい世界が作れると喜んだ私は、ちょいとがっかりでした。
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